オプションの魅力

オプションの魅力紹介

働けど働けどわが暮らし楽にならず

サラリーマンは源泉徴収なので税に関して無関心だ。とかってよく言うじゃないですか?本当にそうですか?税金って若い時あんまり気にしなかった。少なくとも私は。あー取られてるなー位で。そもそも1年目って住民税取られませんよね。翌年初めて「なんだよーこんなに少ない給料からこんなにとるのかよ。」って。

 

日本って会社がすべてやってくれる。年末調整もやってくれる。でも最近ちょいちょいこうも思う。ただでやってもらえるところには搾取が付きまとうって。大人になってやらしい感覚が身についてきた。稼げるようになって初めて「えっ?こんなに払うの?税金」って。なりません?

 

日本は確定申告しないから税に無関心。命の次に大切なお金を会社任せにしておくからいけないのかも。申告したら税の仕組みもわかってくるし、還付請求の時は必死になるじゃないですか?そもそも一生サラリーマンで会社に貢献して、売上上げるために必死に働いてその会社は法人税いっぱい払って、今度は給料も課税され、これって2重課税じゃ?なんて。

昨年こんなことがありました。株式をそこそこ保有しており年末の下げでマイナスを出しました。でもオプションでヘッジしていたので助かりました。むしろ利益です。

ご存知のように株式は源泉分離課税で利益の20.315%。特定口座を保有していれば、申告義務なし。先物オプションは申告して20.315%。しかも株とオプションの損益は通算不可。(繰り延べとかそういうことはこの場では省略しています。)

どういうことが起こるかというと仮に100万株で損。オプションで100万利益。約20万の持ち出し。これは絶対におかしい。小一時間問い詰めたいが、誰を?

 

パニックで投げる。

オプションの魅力として基本はオプションのすばらしさを紹介していきたいが、日本のオプション市場を語るうえで流動性を意識せざるを得ない。

最近は個人でアルゴリズムトレードが出来たりプロと個人の差があまりなくなってきているのは確かだとは思う。個人でクイック端末を借りて月額確か30万だった記憶がある

マネックス証券が結構力をいれているトレードステーションなどは我々も憧れのソフトだった。やはり20万とか出して購入というパターンで元々は海外の証券会社のソフトだったと思う。日経平均を手書きで黒板に書いていたころから考えれば強烈な進歩だ。先物オプションが始まってから日本は30年。最近ではweeklyオプション かぶオプなど非常に良い商品が出てきた。

 

かぶオプなどは結構前からあって証券会社内部でも勉強会などを開き今後に備えていたはずだ。ただ現状では発注できる証券会社が限られ、流動性も少ない。

投げすぎて肩壊したという冗談はディーラーが良く使うが、投げるとき投げられないのが投資家にとって一番の恐怖だ。うまい人ほど出口戦略を考えている。あの板を見る限りではまだまだ恐怖感がある。投資教育もさることながらこれでは日本市場から資金が海外へ流れてしまう。事実 オプショントレードをされる方は米国に口座を持っていることが多い。日本語サポートがありますとうたっているが、サポート面では日本と同じつもりでいると痛い目に合う。はやく日本で米国と同じような取引が安心してできるといいと思う。サポートは日本には絶対にかなわない。

激動の平成 山一破綻その2

 先日から平成マーケットで起きた歴史的な事実に関して書いてみた。その中でも山一の自主廃業は証券業界で働く自分にも大きな影響を与えた。いろいろな意味ではっきりと流れが変わったと思う。抽象的すぎるが、人生観、また大きな会社でそれなりに頑張り、コースに乗っていたとしてもある日突然会社がなくなる。といったことが起こっても不思議でなくなった。

 

1997年11月22日にそのニュースは流れた。地方にいた私はちょうど3連休で東京に戻っていたのでよく覚えている。22日は土曜日で23日は勤労感謝の日、24日はその振り替え休日だった。ニュースにも驚いたが、25日に起こったことにもさらに衝撃を受けた。

 

取付騒ぎである。証券会社には基本的にあまりキャッシュを置いていない。扱っている商品性がすぐに現金化できるものではないからだ。しかしながらキャッシュとして口座にあったお客様のお金はすべて引き出されたといってもいい。何度も銀行からキャッシュを持ってきていたことを覚えている。この人々の行動はセリングクライマックスそのものだ。 また人間の嫌な一面も見た。山一の前で名刺を配っている他社証券マンを何人も見かけたことだ。実は私も山一の株を少なかったが保有していた。

株券を見たことはあるだろうか。今でも山一の株券を保有していて紙切れになるとはこのことだと言い聞かせている。裏に何人もの手を通り過ぎてきた証が記載されている。怨念が入り込んでいるかもしれない。

激動の平成~山一破綻

昨日 歴史的事実というタイトルで少々思うところを書いてみたが、朝方日経CNBCを見ていたら、平成における相場という感じの特集がされていた。その中で山一の自主廃業という大事件を忘れるわけにはいかない。’97年のことである。

 

私は同業他社におり、山一には友人も沢山いて、優秀な方が非常に多かった。今日の朝は元、山一の方がコメンテーターで出演しており、運用という視点で分散ということをお話しされていた。

運用をしていると常々言われるのが分散で、山一證券に入り、そこから給与をもらいそれで自社株買いをし、生活の糧を得ていた場合は、例えば、トヨタ自動車株を担保に信用でトヨタ自動車を3倍まで建てているようなものだと感じたのは私だけじゃないはずだ。

 

近年 終身雇用制が崩壊しており、また、一極集中は避けるべきであることを運用を行うものとして、思い知らされた史実である。

山一破綻に関してはまだまだ書き足らないことがある。

歴史的事実!

トレードをする人にとって歴史的出来事は凄く重要で、あの時はこうだったといったとある時点での状況と、現在の状況との比較によって市場動向を考えることが常だ。

テクニカル分析なども結局は過去を見て将来を予測するわけだ。

 

かく言う私も忘れ難い数字がいくつかある。高値とか安値とかの数字を1桁単位まで覚えていることは私の場合あまりない。しかしこの数字は30年たった今でも忘れない。

 

それは’89年のバブル最高値 38,915円だ。またその後の安値 14,309円である。

89年の38,915円を見て意気揚々と証券会社に入った。あっという間に14,309円だ。

 

今 私がどちらかというとホームである株式市場からオプション取引を薦めているのはこのような相場観の悪さ、または相場観など当たらないという事実だ。

臆病であること!

臆病であることはネガティブな感があるのかと思います。しかしながらマーケットに残り続けるにはとても大切な要素だと思っています。

 

事実、私が市場から長年退場させられずに来たのは臆病であることも要因の一つでしょう。恐怖感    それは常につきまとうもので、まさしくVIX指数というものは恐怖指数という別名を持っていますね。

 

恐怖感を利益に変えるというと、もしかしたらオプションの本質に近づくのかもしれません。

お金を作る…?

無尽蔵にお金を作る(刷る)ことができればなんて考えることはないですか?

 

オプションではお金を作ることができます。様々な金融商品に携わってきましたが

それが可能なのはオプションだけだと思います。

株式のショートではキャッシュが入ってくるわけではないですよね。

 

ですが、オプションの売りではキャッシュが入ります。売った瞬間にお金が入ります。

凄くないですか?通常 オプションの買いは損失限定だとされていますよね。実際その通りだと思います。ただ買いだけで利益になるかどうかは別問題で、むしろ買いは利益の出る確率は低くないですか?

 

何事もなければ売っている方が利益になる確率は多いと思います。

売りは損失 無限大じゃないか?ですが、マージンをコントロールすることにより、損失は限定されませんか?例えばブローカーは基本、強制決済とかを行いますよね。

それによってかなり守られているのです。オプションはヘッジ取引であるが如く扱われることが多いですが、リスクはヘッジするものでなくコントロールするものです。

リスクをコントロールすることにより売りによって作られたキャッシュをいかに守るか。それがオプションの醍醐味ではないでしょうか。